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ヨロコブラのヒゲ。ヒゲの開発とヨロコブラ開発の話3

前回に続き

2014年秋冬~2015年1月ごろの話です。

 

ヒゲのプロトタイプが完成し、組み合わせるものを考えていて

もう最初から、ヒゲの根元の太さと同じくらいの太さのヒモと合わせたいなぁと

感覚的には思っていたんです。

 

ヨロコブラ胴体部分(茶色いところ)は比較的すんなり決まり

ヨロコブラ的なものはもう浮かんでいたんですが

 

くっつけかたが見つけられなかった。

加工が難しい。

 

「くっつけられるのか??」

から

 

「うまくつかない」

「個体差が出すぎる」

「つきかたが美しくないのがでる」

 

というところまでナントカカントカこぎつけて

大漁の失敗とゴミを出しながら

だんだんと解決して全部クリアできた^o^/

 

他のおもちゃもそうだけど

手の指で数えられるような数は簡単かもしれません。

が、たくさんを均一に安定して作るのは

別の困難があるのであった・・・

 

R0177292-480x360-ヨロコブラのヒゲ。ヒゲの開発とヨロコブラ開発の話3

 

「おもちゃの開発」は当然猫の家の仕事。

(この部分は主に猫が担当して人スタッフと共同作業になる)

 

そこから、

 

「作り方・方法」 と、 「作るための道具」

を作るのが猫の家の仕事の大きいところかもしれないです。

 

どんなものにするか

どういうものにしたいか

 

これが先にあって、それを具体的に

形に製品にしていきますが

その方法や仕上げ方を編み出し随時改善していくこと。

 

 

「生産」

はもちろん必要で大きな仕事ではあるのですが

 

それはあくまでも仕事の1つというか、一部なのであります。

 

ただ大漁に作れればとは思わないのです・・・

 

まだまだつづきます

 

 

 

ヨロコブラのヒゲ。ヒゲの開発とヨロコブラ開発の話2

ヒゲ作るぞ!

と思い立ったものの、

「猫のヒゲの細いシュっとした感じ」

「猫を傷つけることがないかたさ」

「やわらかすぎない・脆くない」

の両立は難しく、

 

かつ、検討した素材の加工も異様に難しく

試作はほぼほぼボツになり

長い時間が過ぎ・・・

 

ふとしたひらめきから、かなり面倒な加工方法でやってみたものが

 

 !  !  !  !  !  !  ! 

 !  !  ! ぐ っ !  !  !

 !  !  !  !  !  !  ! 

 

P1164974-480x360-ヨロコブラのヒゲ。ヒゲの開発とヨロコブラ開発の話2

 

 

猫のヒゲと全く同じじゃあないけれども

その印象を残しつつ硬すぎない柔らかすぎない

かつ、動き・・・!

この動きは・・・!イイ・・・!

監督もイイって言ってくれた・・・

茶色も・・・

 

ということで、それを作ってみることにしてみたんですが

異様に苦難がある製法でちょっとしか作れない。

均一に仕上げることもかなり難しい(廃棄・無駄がいっぱいでる)

 

P1164979-480x360-ヨロコブラのヒゲ。ヒゲの開発とヨロコブラ開発の話2

 

作れないけどこの形だろー。この素材だろー。

 

ということで、大変だけどしょーがない。

ヒゲのプロトタイプ&製法としたのでした。

 

ねこじゃらしにこんな苦難があるかーい

という感じでもあるんですが

猫には、わかる。

違い。

わかる猫がいる。

 

それと

ヒゲ単体でおもちゃにしようとは全然思わなかったので

他の素材と組み合わせての展開を考えているとまた長い時間が過ぎていくのであった。

 

つづく。笑笑

 

 

 

 

ヨロコブラのヒゲ。ヒゲの開発とヨロコブラの開発の話その1

ヨロコブラの、

しっぽと呼ばれることが比較的多い黒い部分について。

 

・・・まあ、普通そうですよね。

しっぽ。

大体そう呼ばれます。

 

猫の家的には呼び方にこだわりは全くないので

お話していてそれが何のことかがお互いわかれば何でもよいのですが

じつは元はしっぽをやろうとしていたわけではない、という話。

 

今までイベントとか、直接お会いした方とかには

お話することがあったのですが

ブログとかSNSには書いてないんじゃないか?と思い出し

しばらくヒゲのことについて書いてみます。

 

ひげ、とは。

ヨロコブラのヒゲとは。

 

今から10年近く前のとある日・・・

ちゃっくんの長いヒゲが抜け落ちているのをハッケンし、拾いました。

ビシビシ指ではじいていたら、なんか微かに音が出て

ヒゲから音が出ていると思うとどうにも面白かったのです。←アホ

ちゃっくんにも音を聞かせ見せていると。←アホアホ

じゃれるのである。

思いのほかじゃれたのである。

ほとんど遊ばなくなっていたのに遊んだのである。

 

 

 

これは・・・

作ってみたい・・・

 

ということで、前代未聞の

猫のひげのおもちゃを作ろうと思い立ったのであった。

 

 

世界初ヒゲじゃらし。

ヒゲおもちゃ・・・

たぶんウチでしか作ろうと思わないであろうひげ由来。

 

 

はー、ばかばかしいねっ

 

 

・・・つづく。笑