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ヨロコブラのヒゲ。ヒゲとヨロコブラ開発の話6 大漁への道。そしてその先へ。

ヨロコブラ発売後。

発売当時は他の製品のリピーター様がほとんどだったので

あまりそういうことはありませんでしたが、

お客さまが増えていくにしたがって

購入できない・待っていたのに入荷日に購入できなかった

というお叱りが増えていき

何年経ってもそれはあり・・・。

(慣れてはいるものの凹むこともあるのであった)

 

ヒゲの生産は困難を極め、生産スタッフは首・肩・腰を痛めながら

じつはだいぶ苦しい日々でした。

首痛めて3か月振り向けない状態でも

肩痛めて腕上がらなくても

・・・ごにょごにょ。

 

ヒゲ以外のプラ部分も全て自社での加工生産をしており

そう白いトコも黒いツヤツヤなトコもオリジナル。

4年くらい前まで、全てが自社生産でした。

(イベントでは、けっこう話してますヨネ)

 

加えて、樹脂加工や手入れがすべての部材に必要で

材料をくっつけたらできあがるものとはチガイマス・・・。

アクセサリーや飾りの作り方と同一視する方も多いのですが

仕入れた材料をくっつけるだけならプロの仕事ではないです・・・。

 

そのおもちゃにピッタリなものを考えてトータルで仕上げるので

出来合いのものをつなげたりくっつけただけのものとはチガイマス。

棒も全部自社で加工が必要でした。

 

最初からずーっと価格を間違えていて

(こんなにばかばかしいものだから労力を考えなければ相応だともいえるのですが、)

何度か価格を上げては来ているものの

今もまだ上げ切れていないのであります、、、

 

思い返すとすごく苦しかったです・・・

(でも面白みは大きかった。必要としてくれる飼い主さん・猫さんも多くてがんばれた。)

 

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他のところなら絶対受けてもらえないこのばかばかしいものたちの部材。

 

の割にウチの要求する必要要件がけっこうシビアで

複数の会社に試作を依頼したりしてみましたが

納得いく品質が得られず。

 

今から4年ほど前に、

猫の家が求める品質を完璧にクリアしてくれる

ありがたき出会いがあり

量産していただけるようになりました。

(少しずつ種類を増やして現在6種類が外注です、)

 

ヒゲを作ってくれる会社もありまして

工場さんと一緒に素材や製法、加工など

さまざま考えていくことも増えていきました。

 

ヒゲの量産が叶ってからは

ヨロコブラも初期の10倍とか20倍仕上げられるようになり

 

棒も自社で1本1本仕上げていたのが(これがまたかなりの時間をとっていたんだなー。)

まるっと仕上げていただける工場さんにお願いできるようになりました。

 

が、

 

他の部分で手間がかかるところもいまだかなりあり、

やっぱりまだ行き渡るような数ではないのですが

劇的に大漁にご用意できるようになりました。

 

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スタッフも、特に「首」を壊すことはなくなりものすごく楽になりました^o^/

シカシ見た目より難しく

そんなに楽なものでないことに変わりはありません・・・

 

数をもっとご用意できるよう

生産工程や方法の見直しや改善を常にし続けてはきましたが

 

それでもどうにも足りなくて、毎回なくなるのが早く

絶滅したかのように言われてしまうこともあり

どうにもこうにも足りないので

 

新たに

あまりにもくだらない新作をつくりました。

 

本当に・・・ばかだね・・・笑

 

・・・次はあまりにもくだらない新作についてです★

ヨロコブラのヒゲ。ヒゲとヨロコブラ開発の話5

続きです。

 

ひげちびボの後、四苦八苦しつつもヨロコブラ錬成に成功し

 

ついに・・・

 

2015年7月、ヨロコブラ2タイプ(引きずりバージョン&スティックバージョン)

発売★の運びとなりました。

どーでもいい裏話ですがヨロコブラって名前のおもちゃは実はもっと前に全然ちがうおもちゃにつけた名前でした^^;でもこっちにしっくりくるな、、、とこれになりましたん。その後商標登録して現在に至ります。

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不気味な見た目と動きがばかばかしくて

うちのメンバーの反応も楽しくてサイコーなものになりました。

なんなんだこれは。

なんなんだこのばかばかしさは。

 

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ぱっと見の地味さと

動かしたときの不気味さが際立つヨロコブラは

猫さんに聞いたから出来上がったものでした。

 

ありそうで、なかった

 

と言われることも多かったかな。

そりゃそうだ、ちゃっくんのヒゲから生まれたんだもの。

こんなばかばかしいものをまじめに作るメーカーなんてないデショ。

 

とにかく、

 

新しい宝ができた^o^/

 

 

猫の家の宝、ヒゲ使ったおもちゃは

ひげちびボが最初(多分世界初デショ)だったし

猫の家のおもちゃはほぼほぼ地味ではあるのだけれど

ヨロコブラはその不気味さで

絶対うちにしかできない(ってかやろうと思わんだろ^^;)

猫の家の看板になりました。

 

 

(途中イベントや百貨店催事での直接販売、一時期アマゾンもありましたが)

ほぼインターネットでの自社通販で

広告を一切していないとはいえ

2015年7月発売から8年が経過し、販売期間も長くなりましたので

ご愛用いただいている方、ご存知の方もずいぶん多くなったと思います。

 

有名な方に使っていただいていることもチラホラあるようで

テレビに映っていたよ~、〇〇の動画で出てた~

〇〇の雑誌、本に載っていたよ~等教えていただくことも時折あります

(テレビないうち、、、)

 

シアワセな猫さんと飼い主さん、

これからもっとシアワセになれる猫さんと保護者が楽しく過ごす生活の

ちょこっとお手伝いができたら何よりと思っております☆

 

 

次は ヨロコブラ大漁への道 編です~

 

ヨロコブラのヒゲ。ヒゲとヨロコブラ開発の話4

前回に続き

2014年秋冬~2015年1月2月ごろの話です。

 

 

 

そうこうしているうちに

今はぱっと見真っ黒だけど、ほんとはシマシマ猫な

うなさんを見ながら

(当時さまざまな事情で別の名前になったりしていました)

 

うなさんの子分、「ちびボのシックなバージョンやろう」

と思い(安易)

 

製法検討いろいろ試行錯誤した結果

2015年2月、ひげちびボ発売となりました。

 

ヨロコブラ的なイメージは最初から浮かんではいたものの

技術面が確立できず。

技術面がクリアできたひげちびボから。

 

・・・とはいえできたときは

 

これこれ★

 

という気持ちになったなぁ。

 

 

当時の記事↓

茶色マン新作★ひげ&ひげ

 

ひげスティック

 

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気持ち悪い動きのおもちゃになり、うちのメンバーの大半が気に入り

発売以来、意外と丈夫なものとしてお客さまからも好評です。

 

そうこうしているうちにサイコーの胴体を見つけて

ヒゲと胴体をビシっとくっつける方法も編み出し

(でも何回も変更してて今はそのころとはまた違う方法になってるな)

できてしまった・・・

 

つづく